後藤昌美 エムジーフォト - MGPHOTO

撮影日誌

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2011年9月20日 大雪山と高積雲

日の出前は霧に覆われていた高台も、徐々に晴れ始め大雪山が霧の上から顔を出し始めた。上空はすでに秋の雲、高積雲が西から東へと早い動きを見せていた。朝の気温も10度以下と本格的な秋の様相となってきた。

2011年9月11日 大雪山の朝焼け

この日の朝は10度前後まで気温が下がるとのことで朝霧を狙って夜明け前に家を出たが、意に反して遠くの山に一部もやがかかったのみで期待通りにはいかなかった。午前中は晴れの予報だったが東の空にはすでに薄い雲がかかっていたが、それが幸いしてか夜明けと共に上空はみごとな朝焼けを演出してくれた。

2011年8月29日 オンネトーの朝焼け

2日間続けて晴れたので今朝はうす雲が広がってきていた。夜明け前の星空はうす雲のため思うようには行かなかったが、雲が幸いして見事な朝焼けとなった。物音一つしない静寂の中、次第に色づく湖面は幻想的な景観を見せてくれた。

2011年8月27日 天の川 津別峠

日中、遠景はわずかにもやっていたものの、日が沈み徐々に闇に包まれてくると上空には満天の星空が輝き始めた。2時間ほどして撮影が一段落した頃暗闇の中からフクロウの声が聞こえた。そぐそばの木にとまっているようだ。その声を聞きながらも眠りにつき、翌朝再び星空の撮影のため3時に目を覚ました。フクロウは相変わらずしつこいくらいに鳴いていたが、東の空が白み始める頃には静けさを取り戻した。

2011年8月8日 キタキツネ 知床峠

峠で朝日の撮影をしていると、キタキツネの子供が現れた。人を恐れるどころか、追い払ってもすぐに近寄ってくる。どうやらこのコギツネは観光客から餌をもらうために峠周辺をうろついているようだ。この後岩尾別川の道沿いの木陰で休んでいると、今度はすぐ横の森からヒグマが姿を現し、暑いのか川で水浴びをしすぐに対岸の森に立ち去っていった。

2011年8月7日 朝霧の森 小清水峠

峠は下界の暑さとは一転して標高が高い分朝夕は涼しいが、太陽が顔を出して1時間もすると夏の厳しい暑さが戻ってきた。オホーツク海から屈斜路湖、釧路にかけて一面霧に覆われていた。日の出とともに徐々に霧が薄らぎ、周辺の森が浮かび上がり幻想的な経過となった。

2011年7月28日 青森トドマツ 八甲田山

天気予報が毎日めまぐるしく変わっていった。2日前の予報だと今日は晴れの日だったが、昨夜の天気予報では午後から雨の予報に変わったので、早めに登山を開始した。登り始めて1時間半ほど過ぎて雨が降り出したものの、山頂についたころにはその雨も収まったが、霧が濃く周囲の様子を見ることも無いまま下山となった。下山途中にアオモリトドマツの松かさを初めて見たが、垂直に上を向いた実の濃い紫の色が印象的だった。

2011年7月23日 夏の鳥海山

昨年6月に登ったときは、登山道の大半が残雪に覆われ、天候もよくなかったので鳥海湖で引き返した。今回はところどころに残雪が見られるものの、夏の暑い太陽をのぞけば、絶好の登山日和だった。鳥海湖付近のお花畑もキスゲが満開となって山肌に彩り和添えていた。山頂は登山者を寄せ付けないような大きな岩が幾重にも積み重なり、麓から見るなだらかな山容とは大きく違っていた。

2011年7月13日 バイカモの花  西別川

本州は連日の猛暑日が続く中、北海道は梅雨のようなどんよりした日が多い今年の夏。道東のに西別川では夏を告げるバイカモの花が川面に可憐な花を咲かせていた。水中でのビデオを撮るためにカメラを流れの中に入れたが、あまりの冷たさに30秒ほどで手が痛くなってしまった。この川は数100メーター先で湧き出ているので年間を通して変わらない水温である。

2011年6月14日 ミズナラの森 知床

久しぶりの知床、カムイワッカまでのマイカー規制が5年とのことで、今年はその規制がなくなる年なので、それが守られたのかどうか不安を持ちながら訪れてみた。意に反してそれが予定通り規制が解除されていた。しかし、今まで行くことが出来た場所の手前でストップ、後わずか進むと眺めが良い場所なのに。久しぶりに入る知床の森、お目当てのミズナラは健在だった。しかし今年から始まった知床五湖の規制は疑問だらけ。金と時間的余裕の無い人は、五湖の大地を歩く事は禁止され、熊よけの木道の橋を一湖近くまで歩くだけ。余裕のある人は高いガイド料金を払えば五湖を一周することが出来る。なぜ一湖から五湖までい一週出来るのに、一、二湖までの往復が禁止されるのか。  なんとお役所のする事はわからない。

2011年5月22日 縄文杉 屋久島

今回の撮影で最も期待していたのが、この縄文杉に合うことであった。往復20キロの行程。4時40分にシャトルバスで登山口へ、それからトロッコ列車の軌道をひたすら歩き、その後山道に入り、最初にウイルソン株の巨大な切り株を中から見上げその大きさに感動。さらに進むと樹齢数千年の屋久杉が次々現れ、最終目的の縄文杉にたどり着く。そのすばらしさには言葉を失うほどの感動。

2011年5月21日 もののけの森 屋久島

白谷雲水峡の遊歩道を1時間ほど進むと、もののけ姫の舞台となったといわれる森に着く。ここは森全体が苔に覆われ緑一色の世界である。ここでは樹齢数千年の屋久杉も見られ、割と手軽に屋久島の森の雰囲気を味わえるところである。

2011年5月19日 岬馬 宮崎県

岬の高台にある草原には、いくつかの群れになって岬馬がいる。人が牧場に入ることが出来ま近で馬を見ることが出来る。馬のほうも人を恐れることなく、のんびりと草を食べていた。

2011年5月13日 菊池渓谷 熊本県

一枚岩を流れる水の美しさで知られるこの渓谷を訪れてみたが、今シーズンは雨が少なく渓流にはほとんど水が無く、わずか一筋の流れがかろうじて保たれていた。その2日後かなりの量の雨が降ったので再び訪れてみると、渓流は一転して美しい流れとなっていた。朝もやがわずかな光芒となり雰囲気のある流れを演出してくれた。

2011年5月6日 足摺岬からの日の出 高知県

日の出には嫌われているのか、この日も雲が多く水平線からの日のでは期待できなかった。岬の展望台には日の出を見ようと5、6人の人が来ていたが、あきらめて戻っていった。それから10分ほどして雲の切れ間から太陽が顔を出し見事な光芒となった。

2011年5月2日 橋杭岩の夜明け 和歌山県

今朝は空全体にもやがかかり、朝焼けは期待できない感じであった。東の空が次第に明るくなるにつれ、暗闇から奇岩が浮かび上がってきた。この後予想通り日のでは水平線より少し上のもやの中からぼんやりと顔を見せた。

2011年4月30日 新緑のブナと残雪 十日町

今年の新潟の山間部は大雪に見舞われたので、芽吹きしたブナの林にはまだ多くの雪が残っていた。以前から撮りたい被写体であったが、なかなかこの時期に訪れることが無かったので、今回はようやくおもいが達成された。朝日に輝く残雪とブナの芽吹きは思っていた以上の美しさであった。

2011年4月20日 富士と桜 河口湖

昨年は天候に恵まれず、富士山と桜の写真は断念した。今年は運よく澄み切った青空の下で撮影することが出来た。この日は峠で富士と月を撮影した後、撮影ポイントに来てみたが、カメラマンの多さには驚いてしまった。撮影場所も限られるのでみな順番待ちをしているようだ。私もそれに紛れ込んで何とか定番の富士と桜を撮影することが出来た。

2011年4月20日 富士山頂に沈む月 忍野村

富士山の朝焼けをとろうと前日峠に泊まった。早朝おきてみると、富士の上方には満月に近い月があり、地元の人が一人早々とカメラをかまえていた。聞くところによると今朝は、富士山頂の真ん中に月が沈むとのこと、思わぬところで珍しい光景を撮影することが出来た。

2011年4月17日 吉野山の桜 奈良県

今回は2ヶ月間撮影に出ていたため、更新が出来なかった。写真の吉野山を訪れたのは2回目である。今年の桜は例年より遅れているようだが、ほぼ満開の状況であった。吉野山の桜は標高差があるので、長い間桜を楽しむことが出来るが、山全体の桜を写すにはその時期を見据えるのがなかなか難しいようだ。

2011年3月11日 羅臼岳と彩雲

2月下旬にはすでに沖合いに去っていた流氷が再びウトロ海岸を埋め尽くしていた。日中は日差しも強く春の気配がしているものの、オホーツク海は一部青い海面を覗かせている以外は冬の使者流氷で白い世界となっていた。知床連峰の羅臼岳は笠雲に覆われ、虹色に輝いていた。

2011年2月21日 けあらしの流氷 野付半島にて

例年知床半島の西側は流氷に埋め尽くされていることが多いが、今年はすでに海岸から離れているが、一方根室海峡は国後島から野付半島沿岸まで一面流氷に覆われている。昨日の暖かさのためか、冷え込んだ今朝の野付半島は朝霧に包まれ、周辺のヨシは霧氷に覆われていた。風もなく冷え込んでいたため、けあらしが見られる期待があった。急いで流氷の間に水面が顔を出している場所を探し、日の出を待った。予想通り日の出と共にけあらしに染まる流氷が見られた。

2011年2月15日 流氷と知床連峰 野付半島にて

今年は冬型の気圧配置が多く本州の日本海側では近年にない大雪に見舞われた。その性かどうかはわからないがここ5、6年流氷の姿を見ることがほとんどなかった野付半島に、流氷が戻ってきた。この日は南風のため沖合いに去り、海岸線には一部大きな氷が残っていた。珍しく知床半島も姿を見せてくれた。

2011年1月31日 霧氷と朝焼けの雄阿寒岳 摩周湖より

昨日に続き今朝も摩周湖一帯は霧氷に包まれていた。私にとって第一展望台で霧氷にお目にかかるのは10年ぶりくらいになり2日続続くのも初めてのことである。日の出と共に次第に色づき始めた雄阿寒岳はあおぞらのなかに浮かび上がってきた。

2011年1月27日 ダイヤモンドダスト 美瑛町

夜明け前気温は氷点下21度となっていた。以前だとこのような気温は当たり前だったが、最近は珍しくなった。樹氷を期待して美瑛の丘に向かったが、さほど期待したような状況ではなかったが、久しぶりに見るダイヤモンドダストの美しさには目を奪われた。ダイヤモンドダストは毎年見ているが今回は10年ぶりくらいのすばらしい輝きであった。

2011年1月23日 樹氷と上ホロカメットク山 十勝岳温泉

久しぶりの青空、十勝岳温泉の樹氷を見に行った。例年では松の形がわからなくなるほど樹氷が大きく成長しているのだが、今年は旭川方面は雪が少なく、大雪山もその例外ではなかった。スノーシューをはいてもひざまで埋もれるパウダースノーの中2時間ほど歩き回った。

2011年1月8日 朝焼けの富士山 山中湖

今年は冬型の気圧配置が長続きしているため日本海側は連日の大雪、一方太平洋側は晴れの日が続いている。昨年1月の中旬に訪れた時富士五湖周辺は雪に覆われていたが、今年は積雪がゼロ、富士山の雪も少なく毎日美しい富士の姿が見られた。
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