後藤昌美 エムジーフォト - MGPHOTO

撮影日誌

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2010年12月5日 ハーヘイビーチ ニュージーランド

オークランドから車で2時間ほどの東海岸にあるビーチは、初夏ということもあって海水客もまばらであった。砂浜全体が薄いピンク色に見えるのは桜貝のかけらが混じっているとガイドブックに書いていた。この日は25度以上の気温がありすっかり夏模様となっていた。

2010年11月29日 マウントクックりりーとマウントクック ニュージーランド

昨日に続いて朝は快晴だったが次第に雲が湧き出し、目的地の氷河湖に着いた時にはマウントクック山頂は雲に覆われていた。このトレッキングコースは往復4時間ほどで起伏もほとんどないので若い人から年配の人まで見受けられた。途中マウントクックを代表する高山植物を見ることが出来た。おまけとして氷が浮いている氷河湖に若者3人が飛び込んだが゛すぐに岸に戻っていた。

2010年11月28日 夕焼けのマウントクック ニュージーランド

プカキ湖沿いを1時間ほど走ると、マウントクック麓のキャンプ場に着いた。キャンプ場よりトレッキングコースを30分ほど歩くと、目の前に氷河によって削られた谷の背後にマウントクックの山を一望することが出来る展望台に着いた。さほど赤くならないまま光線が弱くなっていったので、撮影を終わらせか帰ろうとした時、再び強い光が射し始め見る見るうちに山肌を赤く染め上げていった。

2010年11月28日 プカキ湖とマウントクック ニュージーランド

曇り空のダニーデンを出てプカキ湖に着いたのは昼過ぎであった。ここは5日ほど前に湖岸で泊まり夕方雲間から顔をのぞかせたマウントクックを撮影していた。今日は雲ひとつない快晴となり、青空を映し込んだ湖面は怪しげなほどにコバルトブルーの鮮やかな色となっていた。この湖から流れ出す川もこの色そのままでなんとも不思議な感じがした。

2010年11月26日 ミルフォードサウンド ニュージーランド

氷河によって垂直に近い角度で削り取られた山々が西海岸まで続くフィヨルド地形である。写真左手の山は、標高が1694メートル、海面からそびえる山としては世界最高峰である。この地域は年間降水量が8000ミリもあり、ほとんど晴れる日に出会うことがないといわれていたが、今回は初日は雨降りであったが翌日の朝30分ほど青空を見せてくれた。

2010年11月23日 クイーンズタウン ニュージーランド

南島の中でも最も多くの観光客が訪れる街で、サザンアルプスに囲まれワカティプ湖沿いに広がっている美しい街である。湖畔の砂浜はビーチのように人々はくつろいでいたが、湖の水温は長く手を入れていられないほど冷たかった。朝夕や曇りの日は肌寒いが、太陽が照り付けるといっきに25度前後にも気温が上がり、体調管理も大変だった。

2010年11月22日 テカポ湖とルピナス ニュージーランド

クライストチャーチからキャンピングカーに乗り換えた。ニュージーランドは市街地以外はすべて制限速度が100キロであり、日本のようにカーブや山坂の速度制限もほとんどなく、みな自己責任で走っているようだ。南島では外来種であるルピナスが、道路横や川原一面を覆うなどいたるところで紫の大群落を作っていた。

2010年11月22日 ポプラと羊 ニュージーランド

二つの島をあわせたニュージーランドは日本とほぼ同じ長さで南北に連なっている。今回は北島から南島まで続く国道1号線を中心に回ってきたが、道の横はすべて牧場となって、羊を中心にに他は牛や鹿などが飼育されていた。牧場にはポプラや松などが整然と植えられ、初めは興味を持って眺めていたものの、それが毎日続くとさすがに飽きてしまった。

2010年11月21日 クライストチャーチ大聖堂 ニュージーランド

街のシンボルとして中心地にある大聖堂は、観光地としてもにぎわっているが、土日など休日には、大聖堂前の広場は大道芸や多くの露天が立ち並びニュージーランドの人々の生活の一端を垣間見ることが出来る。この街はゴシック様式の建物が多く、歴史的建造物がいたるところで目にすることが出来た。

2010年11月18日 ワイオタプのシャンパン池 ニュージーランド

火山活動によって出来た地熱地帯には、泥、水、水蒸気を伴った熱泉や冷泉のクレーターが数多くあります。このシャンパン池は水温が70度前後で、オレンジ色のアンチモン、黄色の硫黄、緑のヒ素など様々な物質が多く含まれ、風向きによっては立ち上る水蒸気に包まれることもあり、蒸し風呂に入ったような感じになる。

2010年11月16日 オークランドの夜景 ニュージーランド

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成田を夕方出発し、クライストチャーチ経由でオークランドに着いたのは翌日の昼を過ぎていた。空港からレンタカーを利用して市内を一回りした。ニュージーランドの3分の一の人口150万人の都市とは思えないほどこじんまりとした街並みであった。港付近のレストランやカフェは夕方になると多くの人々が集まり賑わいを見せていた。

2010年10月22日 朝霧の丘と十勝岳連峰 美瑛町

今年は朝の冷え込みが少なく、例年のような丘を這う朝霧がなかなか見られない。この日は早朝から快晴で、気温も氷点下1度まで下がっていた。当初丘を覆っていた霧も徐々に薄らぎ十勝岳を背景に刻々変わる丘の表情が印象的な朝であった。

2010年10月16日 ブナの黄葉 松川渓谷

八幡平山頂付近の紅葉はすでに終わっていた。山頂から岩手県側に降りてくると徐々に木々の色づきが見られ、松川渓谷は今が見ごろとなり、ブナの様々な紅葉の色が斜面一面を染め上げているのは圧巻であった。

2010年10月6日 十勝岳温泉の紅葉 大雪山

大雪山の紅葉はいつもの年より少し遅れているようだが、例年通りの鮮やかな色合いを見せている。今は標高1000m付近が紅葉の最前線で、この後は阿寒方面が色づき、その後徐々に南下し10月下旬ころに函館方面の大沼が、北海道の自然の中ではもっとも遅い紅葉の時期となる。

2010年9月25日 エゾオヤマリンドウ 大雪山

大雪山に本格的に雪が降った翌日、高原温泉を訪れた。登山口にはところどころ雪が見られていたが、沼めぐりの途中からは本格的な雪道となった。紅葉にはまだ少し早いようだが一部色づいた木々と雪のコントラストが美しい様相を見せていた。一面銀世界の中から、鮮やかな紫色のエゾオヤマリンドウの姿が印象的であった。

2010年9月23日 銀泉台の紅葉

今年の夏は北海道も連日30度を越す暑さが続いた。つい一週間ほど前から日中も秋の気配が感じられようになった。昨日は大雪山に初雪が降り、うっすらと山々は雪化粧をまとった。。夏の暑さで紅葉がどうなったのか、大雪山でも気軽に見ることができる銀仙台を訪れると、例年よりも色鮮やかな紅葉にほっとした。

2010年8月17日 霧の摩周湖

夜明け前摩周湖の湖面は一面霧に覆われていたが、明るさが増すにつれ徐々に少なくなってきた。陽が昇ると霧の動きは一段と激しくなり2時間ほどで消えていった。天候不順が続いていた今年の北海道では思うような撮影ができなかったが、たまに見せる自然のすばらしさにはいつも感動させられる。

2010年8月16日 知床五湖のエゾシカ 知床

知床五湖の遊歩道は来年から、人数制限などかなり厳しい規制となる。自然保護やヒグマ対策などのためである。近年春から夏にかけて五胡周辺はヒグマの生息地となり、遊歩道の立ち入り禁止がつづいている。このため第一湖のすぐそばまで行くことができる高架橋が作られた。今回初めて訪れてみたが、今までとは違うアングルで新鮮さがあった。湖では人なれしたエゾシカが睡蓮の葉を食べ、観光客の目を楽しませていた。

2010年7月3日 エゾシカの親子 知床

6月から7月にかけての知床は、エゾシカの子供が見られる季節である。現在知床ではシカの数が増え、森のいたるところでシカに樹皮を食べられたため枯れ木と化した木がめだっている。昔の知床の鹿は警戒心が非常に強く、人前などに子供を見せるようなことは決してなかったが、最近は人なれした鹿が多くなりわずか数メートルまで近づいてくる固体もいる。森にとっては迷惑な鹿も、親子のほほえましいしぐさを見ていると心和むものがある。

2010年5月15日 クジャクチョウとエゾリュウキンカ 占冠村

旭川ももようやく桜が満開となってきた。桜を撮影に日高を訪れたが市街地は満開ちかくはなっているものの山里などは未だ少し早かった。道路沿いの質地にはミズバショウとエゾリュウキンカが満開となっていた。撮影中にクジャクチョウが羽を休めにきたのかリュウキンカの花にとまってくれた。このリュウキンカは、別名やヤチブキといって、おひたしなどにすると歯ごたえのあるおいしい山菜でもある。

2010年4月18日 ブロッケンと北アルプス 長野県

昨日はこの展望台で一部雲に覆われた北アルプスを夕方まで見ていた。今日は晴れの予報だったので、夜明け前から訪れたが、5人ほどのカメラマンがすでに三脚を立てて待っていた。朝焼けを撮影したカメラマンは早々に帰っていた。私は北アルプスの雄大な美しさにしばらくは見とれていた。日の出から2時間ほどして展望台にガスがかかりはじめてきた時、目の前にブロッケンが現れ、北アルプスとの雄大な景観に彩を添えてくれた。

2010年4月8日 校舎の窓から見る桜 長野県

桜も徐々に北上し、長野県も南部のほうは満開の便りが聞かれてきた。飯田市に有る旧山本中学校の校舎は、昔懐かしい木造の校舎である。構内に入ってみると、板張りの廊下や、教室内の木の机など、私の小学校時代とまったく同じでようすで、大変懐かしく思われた。教室の中から見る枝垂桜は風に揺らいで、趣の有る一場面となった。

2010年4月2日 夕映えの富士山

伊豆半島からの富士山の撮影を終えて、山中湖で数日間過ごした後箱根の大観山に向かった。この場所ははじめて訪れた。山並みの上に見える富士の姿が美しい場所であった。天気はよくないものの、西の方向に一部雲の切れ間があり夕方になると、短い時間ではあったが、赤く染まった夕映えの雲となった。

2010年2月23日 凍る摩周湖

今年もようやく摩周湖が氷り始めた。年々暖かくなるにつれ、凍る時期も遅れてきているようだ。この日は全体の3分の1ほどが凍り付いていたが、2日後にはこの氷は強風におし流され、湖岸の一部に寄せられてしまった。冬の摩周湖に霧氷がよく似合うが、最近はほとんど見られなくなってしまった。

2010年2月18日 樹氷と八甲田山

昨年の2月一週間待って一度も晴れることがなかったが、今年は3日目にしてその機会が訪れた。冬の八甲田山を見るのははじめてであった。ロープウェイの終点付近は一面樹氷に覆われ、スキーのコースは指定されているものの、大半のスキーヤーやボーダーは、コース外の樹氷の中を滑っている。私はこの日まで4回このコースを滑ったが、歳のせいか下まで降りるのに3,4度の休みが必要だった。

2010年2月12日 ラッコ

納沙布岬には、6頭のラッコが生息している。その中の一頭は昨年の冬釧路川で愛嬌を振り回していたクーちゃんらしい。今回わたしが見たのは4頭で、人を恐れることもなく海岸線からわずかな距離でじゃれあっていた。えさはクリガニやウニなどを捕らえていた。遊び疲れると泡向けになって顔を手で覆うようにして、潮に流されるままゆっくりと沖合いに去っていった。

2010年1月24日 月明かりの摩周湖と星空

日が暮れると上空には月が顔を出していた。星空の撮影には向いていないようだが、夜の10時ごろ展望台を訪れた。少し雪化粧した摩周岳が月明かりに浮かび上がっていた。翌日の夜明け前にも同じ場所から星空の撮影をした。月が隠しずんだため昨夜より暗くなった空には多くの星を見ることができた。

2010年1月15日 夜明けの富士山 山中湖村

星空のもと山中湖を訪れた。闇の中かすかに富士山が見えていたが全容はわからない。夜が明けるにつれ湖面には朝もやが立ち込めているのがわかった。日の出30分前になると、富士の姿もその靄に包まれてしまった。急いで撮影場所を移動し、東側に靄の切れた湖畔を見つけての撮影となった。今回は本州に来てまだ4日目だったが、急用のためこれを最後に北海道へのとんぼ返りとなった。

2010年1月14日 夕映えの富士山 身延町

初めての富士山の撮影となつた。一昨日山梨県にはいった時は、雪が降って大雪注意報が出ていた。積雪予報は5センチから多いところで10センチとのこと。北海道に住んでいる私にとっては日常茶飯事の降雪量である。昨日の午前中で雪がやんだが、富士の全容は見えなかった。今日は朝方山頂に雲がかかっていたが、午後から次第に薄らいで日が沈むころには、快晴となった。
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